【サービス業・コンサルティング業向け】「プロジェクト別採算レポート」作成の壁を破る!kintoneとAccess連携で実現する真の利益管理
導入(課題の提示)
kintoneでの工数管理は完璧でも、「採算レポート」は手作業?
コンサルティング、システム開発、広告代理店といったサービス業では、kintoneが「日報・工数管理アプリ」「案件・契約管理アプリ」として広く活用されています。工数入力や情報共有の効率化に大きく貢献しているからです。
しかし、次のステップである「プロジェクト別採算レポート」作成の段階で、多くの管理部門やプロジェクトマネージャーが課題に直面します。
- アプリ間連携の課題
- 工数実績アプリ(時間)、契約アプリ(売上単価)、経費アプリ(外注費)など、複数のアプリに分散したデータを自動で結合・集計できない。
- 複雑な計算の課題
- プロジェクト共通費や間接費を、工数や売上比率に基づいて自動配賦する計算ロジックをkintoneで組むのが難しい。
- レポート出力の課題
- クライアントへの月次報告書や、社内向けのプロジェクト別損益計算書など、複雑なレイアウトの帳票を毎回Excelで手作業で作成している。
工数データがリアルタイムで集まっていても、「採算」という最終的な利益指標の算出が手作業では、迅速な経営判断は困難です。
解決策
kintone-Accessコネクタ:プロジェクト別採算を実現する「ハイブリッド分析エンジン」
この課題を解決するのが、kintoneのリアルタイムなデータ収集力と、Accessの柔軟なリレーショナル集計能力を組み合わせたハイブリッド運用です。
「kintone-Accessコネクタ」は、工数管理における3つの課題を根本から解決します。
1. プロジェクトの全情報をAccess上で「仮想統合」
本ツールを使って、以下のkintoneアプリのデータをAccessにリアルタイムで取り込みます。
- 案件・契約アプリ(受注金額、契約単価)
- 工数実績アプリ(人件費算出の基礎データ)
- 経費・外注費アプリ(プロジェクト原価)
Accessのデータベース内で、これらのアプリデータを「テーブル」として扱います。kintoneのアプリ構造を意識することなく、プロジェクトコードをキーにした「仮想的な統合データベース」が構築されます。
2. Accessのクエリで複雑な「原価・配賦ロジック」を定義
プロジェクト別採算管理の鍵は「原価計算」と「配賦計算」です。
- 人件費の算出 社員の時給マスタと工数実績データをAccessクエリで結合し、正確な労務費を算出します。
- 複雑な配賦 共通の家賃や光熱費などを、各プロジェクトの工数比率に基づいて自動配賦するロジックを、Accessのクエリ(SQL)で一度定義すれば、以降は自動で計算されます。
この「複雑な計算ロジックの非属人化」こそ、Accessクエリを活用する最大のメリットです。
3. クライアントと社内向けの「カスタムレポート」を自動出力
集計・計算された最新の採算データを、Accessのレポート機能で瞬時に出力します。
- クライアント向け月次報告書 請求書データと工数実績明細を結合し、デザインされたPDF帳票として出力。
- マネージャー向けレポート 部門別・担当者別の予実対比グラフを埋め込んだ、経営判断に直結するカスタムレポートを作成。
既存のAccessレポートレイアウトや、VBAで作り込んだ印刷ロジックもそのまま利用できるため、再開発コストは不要です。
まとめと次のアクション
サービス業における利益管理は、工数データの正確さだけでなく、「集計とアウトプットの柔軟性」が鍵です。
- 「kintone-Accessコネクタ」は、kintoneのデータ入力・共有のメリットを最大限に活かしつつ、Accessの強力な集計・レポート機能を活用することで、「手作業によるレポート作成の遅延」と「計算ロジックの属人化」という二重の課題を解決します。
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